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crystal
鉱物
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時々、自分は鉱物なんじゃないかと真剣に思うほど、彼らは私にとっては近い存在。鉱物の存在がなかったら、私の人生どんなに味気ないだろう? |
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■ ウラルのアメジスト
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ロシアのクリスタルは古い。なんだかとてつもなく古いものに感じる。このウラルから来たアメジストは、一度ファセット面
がどうもすごい衝撃をうけてばきばきに割れていたらしい。しかしこの石のすごいところはそれを上から修復してしまったことだ。最初見たときは割れたのを瀬着したんじゃないかと思ったぐらいだ(笑)。でも、表面
には傷がなく、触っただけではわからない。もうセルフヒールドの親玉。一度つぶれた顔をその傷をあらたな魅力にしながら存在しているんだからねえ。 |
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最近、急にこの石垣になり始めた。入手してもう1年以上たったいま、何でかなあと思ったときにそれは来た。もう自分の生き方の根底を覆すような自分自身の根深いパターンを知る出来事が(笑)。それなにげなく訪れて、本当に一瞬にして私の根底を変えてしまったので、その土台が揺らいだ心許なさをためらったり理解できずに苦しんだりしている。 |
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しかし、このアメジストは私にこう言う。傷があなたの魅力になるように生きなさいと。壊れたところを修復しながら新しい顔を、本当の顔を創り出しなさいと。この風体で言われたときには、もうその通
りです、すいませんとしか言いようがない(笑)。このアメジスト、元やくざだった神父さんのような奴なのである。
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2003.08.08.
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