この水晶、変わっている。通
常の水晶に見られるつるつるした面が無く、ほとんどの面が他の水晶が存在した痕跡で形成されている。要は水晶クラスターを一個一個はずした後に出てくる、己を出さずにじっと縮こまっていた芯のような水晶なのだ。名前は誰が付けたのか"メディテーションクォーツ"と云う。ロシアからやって来た。(一説によると、かのロシレムと同じあたりで出たという話だが・・・。)ずいぶん昔だが、マダガスカルでもそんな水晶が出たように思う。
この石の他の水晶の痕跡一つ一つに触れてみると、全てが違う感触を持っている。なんだか自分を形作っていく間に出会った人々の影響のような感じだ。面
白くなって、この面は自分にとって誰だろうとか思いを巡らせながらスキャンしていく。ああ、この面
はあの人だ。あの人はこんなことを教えてくれたなあとか、本当に好きだったなあとか、今でもむかつくなあとか(笑)。そして一通
り全ての面をスキャンし終わった時に、イメージの中でこそ水晶がぺろんと裏返った。なかなかチャーミングな感じの水晶だ。
なるほどね。内面を全部確認した後に表に帰る(笑)。自分自身のルーツや、経験を再度学ぶにはすごく良いパートナーだ。「自分に自信がない」等といつまでも言っている人は是非ワークをお勧めする。あんがい自分ってすごいってことがよくわかると思うよ。 |