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crystal
鉱物
時々、自分は鉱物なんじゃないかと真剣に思うほど、彼らは私にとっては近い存在。鉱物の存在がなかったら、私の人生どんなに味気ないだろう?
■ レピドライト
レピドライトは、私が石の力というものに初めてであった記念すべき石だ。うす紫色のペンダントヘッドを買ったのが始まり。店の人も名前が解らないと言っていたけどなんだかとても気になって買ってみた。最初はそれこそうす紫色の墓石みたいなテクスチャーで(笑)お世辞にもきれいって感じではなかった。ところが身につけて数日後からそのペンダントヘッドの色がみるみると内側から濃い紫色へと変化していったのだ。びっくりしてお店の人に聞いてみると、その石を売りに来た人が、この石は持ち主と同調すると色が変わると言っていました云う。その頃はまだばりばりの堅気だったので(笑)、湿気や汗で色が変わったんじゃないかと思いいろいろと試してみたが、どうも違う。水につけても表面 の色は変わらないのだ。こりゃ変わったとしか思えずますます大事に身につけていると、とうとう全部の色が変わっていった。その後ジェーンアンの本などが出版され見てみるとこの石には自分の痛みに鈍くなっていることを表すと記されていた。さもありなん。その後レピドライトを見ると手に入れずにはいられないほど、私は自分の痛みに蓋をしまくっていたのだから。(上の画像は代々私を助けてくれたレピドライトファミリー)
その後レピドライトは、進化を続け(笑)大きな面 を持つマイカレピドライトという種類が現れ、ますます美しい色合いとなり光を通 すようになってきた。このレピドライトは小さいながら本当に美しい光を通 す。以前はピンクトルマリンの光を通すパワーと共に働いていたこの石だが(昔はピンクトルマリンに良くくっついて出ていた。)今は単体でも美しい光を通 す。この光に何か隠し事が出来るだろうか?いつの間にか鈍さを指摘する役目からシフトアップして正直であるためのマスターとなって私のところに再び訪れたのである。
2003.06.22.